(仮称)安平町立早来小学校・中学校建設工事(建築主体)
建築事業
【現場代理人より一言】
安平町立早来小学校・中学校建設は平成30年の北海道胆振東部地震で被害を受けた早来中学校の再建計画としてスタートし、その早来中を含め早来小、安平小、遠浅小を統合した小中一貫の義務教育学校です。再建にあたって町民参画ワークショップなどが29回開催されるなど安平町の皆様の思いや希望を基本計画・建築設計・ICT環境設計で集結しています。
また、様々な分野の第一線で活躍する設計者の皆様が創造性豊かに設計された建物であり、施工者として当プロジェクトに携わらせていただきましたが、復興のシンボルとして担う工事は重責を感じながら日々全力で取り組みさせていただきました。建物の特徴はRC造、木造、鉄骨造と多様な構造であり、それぞれが絡み合う難度の高い工事となっています。敷地内にある丘を活かすために教室群はその丘に沿う配置となり、外観としても弧を描くコンクリート打放し仕上げは自然に調和したかたちとなっています。
内部において特徴的な部分はハイサイドライトから差し込む光が廊下の吹抜空間を通り、その廊下を行きかう子供たちを優しく照らします。また、日差しによる1日の時間の変化を体感出来るようになっています。
工事を円滑に進められたことは協力会社の皆様のお力添えと安平町の皆様、設計者の皆様のご協力のお陰であり、心より皆様に感謝を申し上げます。
- 発注者
- 安平町長 及川 秀一郎
- 施工場所
- 北海道 勇払郡安平町 早来大町159番の内ほか
- 工事期間
- 令和3年7月1日~令和4年10月31日(488日間)
- 現場地図
- 工事概要
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・主要用途:義務教育学校
・構 造:校舎 - 鉄筋コンクリート及び鉄骨・木造2階
木工室 - 木造平屋
体育倉庫 - 木造平屋
渡り廊下 - 鉄骨造平屋
・敷地面積:33,548.20㎡
・建築面積: 5,777.06㎡
・延床面積: 7,083.05㎡