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石狩川維持工事の内 越後村樋門ゲート改良外工事

土木事業

2022.02.01

進捗報告【第3回】

越後村樋門工事です。

今回は、点在型工事のもう1箇所『渋川工区』を更新します。

渋川工区は崩壊した既設護岸の復旧を行う工事です。

施工前はこんな感じです。


施工前

護岸が原型をとどめていません。河床部分の土砂が洗堀されてブロックが下に落ちています。法面もえぐられているのがわかります。

まずはブロックの撤去作業を行います。再利用するので壊さないように慎重に撤去します。


ブロック撤去

ブロックを撤去して水中ポンプで汲み上げました。

翼壁部分の遮水矢板まで露出しているのがわかります。


水替え完了

河床部分はまた洗堀されないように切込砕石80mmを使用して埋めていきます。


盛砂利

流されないようにしっかりと締め固めていきます。


盛砂利完了

河床の盛砂利が完了したら、法面の盛土を行っていきます。


盛土

土が階段状になっているのは新しく盛る土が滑らないようにするために行う『段切り(ダンギリ)』というものです。

きちんと締め固まるように定規の通りに30cmずつ、しっかりと転圧を行います。冬季間の盛土は雪が盛土材料に混入して飽和状態にならないように、盛土作業開始前に含水比を測定しながら作業しています。

盛土が終わると法面をきれいに整形します。


法面整形

整形後は吸出し防止シートを張ります。


吸出し防止シート

シートを張ったらブロックを据え付けていきます。

据付けはブロック専用吊具を使用して行います。ブロックには穴が開いていて6㎜の連結線を通していきます。


ブロック据付

発注者さんによって、1つの穴に連結線を1本通すか、2本通すかが変わってきますのできちんと確認しましょう。今回の場合は2本通しです。

端部の巻き付けは1.5回以上巻いて固定します。


連結線

ブロック設置範囲外は袋型根固めを設置します。袋型根固めは大きなネットの中に玉石を入れて製作します。今回、使用するのは3t用で写真のような専用型枠にネットを張って満杯に玉石を入れると約3tになります。


袋型根固め製作

製作した袋型根固めをクレーンで設置していきます。


袋型根固め

ブロックと袋型根固めの復旧が完了しました。


ブロック完了


袋型根固め完了

あとは水替えを撤去して完了です。

次回は越後村工区に戻って更新します。

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