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石狩川改修工事の内 空知川幾寅地区防災施設基盤整備外工事
土木事業
2024.11.15
現場進捗報告【滝の沢工区 樋門補修編】
皆さん、こんにちは! Firstです!!
もう11月も中頃になってきて、、、僕がいる南富良野町では最高気温が一桁になる日も多くなり・・・だいぶ寒くなってきました!!
僕は電動バイクであり自転車にもなる「ノリノリくん」で現場に通ってるのですが、、、気温的にそろそろ限界かもしれません。。。
☝ボクの愛車☝
さて今回は「滝の沢工区 樋門補修」について報告していきたいと思います!!
前回の続きが気になる方もいるかと思いますが、ご容赦ください…!
今回報告する樋門補修ですが、そもそも『樋門(ひもん)』とは何かご存じですか?
(まあかくいう私も今回の工事で初めて樋門というものを知りましたが…)
樋門とは、排水路の水を河川へ排出するための「水路」と逆流防止用の「水門」のセットのこと…だそうです!(先輩談)
それでは改めまして、、、今回の樋門補修では3つの工法を用いて作業を行いましたので、これを一気に報告していきます!
工法はひび割れ注入工法・ひび割れ充填工法・断面修復工法になります!!
まずは1つ目のひび割れ注入工法についてです!
この工法はコンクリートに比較的幅の小さいひびが入っている箇所にエポキシ樹脂を注入して、ひび割れから水などの劣化要素の侵入を防ぐというものです!!
それでは作業開始前のひび割れ状況を見てみましょう!
ちょっと見えにくいですが、ひび割れは白いチョーク線で書いてあります!
赤い楕円で囲っている中にひび割れが入っています。このようなものが複数ある状況なんです!
最初に注入器具を設置する台座をひび割れ上に取り付けていきます!
このまま樹脂を注入すると、注入材が奥に行かずに表面から漏れていってしまうので、蓋をするためにシール材を塗布していきます!
ちなみにこのシール材は、作業終了後にきれいに剝がすことができる優れものです!!
シール材の塗布が完了しました!
このシール材が塗布されているところにひび割れがあると考えるとたくさんのひび割れが入っているのがわかりますね!
先ほど設置した台座にエポキシ樹脂を入れた注入器具を取り付けます!
この注入器具はゴムの復元力を利用して注入していくため、ゆっくりじわじわと着実にエポキシ樹脂が注入されていきます!
注入が完了したら注入器具とシール材を撤去し、ひび割れ注入工法による作業は完了です!
写真だと伝わりにくいですが、しっかりとひび割れが埋まっています!
次に2つ目のひび割れ充填工法についてです!
この工法はひび割れに沿ってコンクリートをU字型等にカットし、エポキシ樹脂モルタル等を充填する工法です!
ひび割れ幅が比較的大きいひび割れや内部が遊離石灰などで塞がっている場合などに用います!
下の写真が施工前の状況です!
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ピンクチョークに沿って約0.5mm幅のひび割れが入っています!
U字型にカットする専用のディスクグラインダーをひび割れに沿っていれていきます!
このときⅤ字型にカットすると作業は簡単で早いんですが、、、U字型にカットすることで充填材とコンクリート構造物の接地面積が増え、充填材が定着しやすくなるというメリットがあるためU字型にカットしていきます!
Ⅴ字型カット
U字型カット
カットが完了したら切断面の切粉清掃を行い、切断面と充填剤の密着性を向上させるためプライマーを塗布していきます!
最後にエポキシ樹脂モルタルを溝内に充填して、ひび割れ充填工法の作業は完了となります!
それでは最後に3つ目の断面修復工法について見ていきます!
この工法は先ほどまでの「線」での補修に対して「面」で補修する工法で、下の写真のように欠損していたり、ボロボロになったコンクリートを除去し、断面修復材を充填する工法です!
まず健全な部分まで取り壊さないようにするため、ディスクグラインダーで切れ目を入れてから、劣化部分のはつり作業を行っていきます!
そうしたらあとは、プライマーを塗布した後、断面修復材を充填して左官仕上げを行ったら、作業は完了となります!
これで樋門補修作業は完了となります!!
今回の報告はここまでとなります!
次回は前回の続きで「幾寅築堤工区」での盛土作業について報告したいと思います!
以上、Firstでした!!
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