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雨煙別川 広域河川改修工事(橋梁工)
土木事業
2021.02.03
現場新着情報【第4回】
雨煙別川河川改修工事です。
1月から始まりました今回のメイン工種「鋼橋架設工」の様子をお届けします。
まずは架設のためのクレーンの搬入です。
今回はパネルブリッジといって、主桁と合成床版を一体化したものを組み立てるタイプの橋になっています。
コンクリート橋、鋼橋などに比べて軽量なのですが、今回のパネルブリッジは一番重い部材で約40tあります。
体重100kgの巨漢が400人分です。あまり軽く感じませんね。
そのパネルブリッジを架設するためにクレーンも550tオールテレーンクレーンを使用します。
クレーンは分割して搬入しますが、それでもかなりの大きさになります。
そのためクレーンが入る町道入り口は標識を撤去したり、鉄板を敷いたりして拡幅しました。
入口拡幅
そして搬入です。
大型クレーンなどの特殊車両は通行する際に特殊車両の前後に誘導車を配置する義務があります。
特殊車両は車両が大きく形状も特殊なことから視認性の悪さや、後続車の視界を著しく妨げるために必要とされています。
先導車
先導車に続いてクレーンの台車がやってきました。台車の奥に小さく見えるのが後導車です。
後導車
事前に拡幅しておいたのでギリギリで搬入することが出来ました。
クレーン搬入
550tクレーンは70tクレーン2台で組み立てを行います。
まずは運転席を台車に設置します。
クレーン組立
続いてブームを設置します。
クレーン組立
続いてカウンターウエイトを設置します。カウンターウエイトは重たいものを吊り上げた時に、機体が持ち上げったりしないようにバランスをとるための重りです。カウンターウエイトだけで200t近くになります。
クレーン組立
ようやくクレーンが完了しました。
これで約40tの桁を吊り上げる事が出来るようになりました。
クレーン完了
ちなみにクレーンが重すぎるためにそのまま設置はできません。
上の写真は雪が積もって判りづらいですが、全面に22mmの鉄板を敷いています。
それでもクレーンの重量に耐えられないので、クレーンの足元にはさらに15cmの鉄板を敷いています。
敷き鉄板
ちなみにクレーンに対して地盤の耐力が十分かどうかは、事前にサウンディング試験を行い確認しています。サウンディング試験は垂直に立てた棒に重りを乗せ、回転させるなどして地盤の硬さを調査する試験になります。
サウンディング試験
今回はクレーンの搬入だけでかなり長くなってしまいました。
架設は次回、更新します。
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