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琴似駅エレベータ設置土木工事
土木事業
2018.09.19
工事進捗情報 vol.5
みなさんこんにちは。いよいよ最後の更新となる今回の工事進捗情報は、主に
地上部分での復旧作業を紹介します。
まず、前回までの記事で地下構造物が完成しましたので、掘削していた箇所を
埋め戻す作業に入ります。埋戻しは、横矢板を外しながら1層当たりの厚さ20
cmから30cmの層状で行ない、最後に親杭を引き抜きます。
次に、エレベーター供用後に待合スペースとなる、ポーチ部の躯体築造となり
ます。まずは、鉄筋のガス圧接作業を行ないます。
鉄筋のガス圧接は、太い鉄筋を長く繋げたい時の継手方法の一つです。繋ぎた
い鉄筋の端部同士が接した状態で固定し、接合面をガスの炎で熱していきます。
鉄筋が約1200℃に達した時、端部を互いに押し潰すように圧力を加えると丸
みを帯びながら膨らみ、鉄筋同士が一体化します。鉄筋が溶け始める温度は14
00℃以上なので、まだ溶ける前の固体の状態で圧力を加えて、原子の行き来を
利用して接合する『固相接合』と呼ばれる方法です。詳しい原理は・・・ムズカ
シイので省略します。
細い鉄筋は、普通に組立てます。その後、型枠を組み立て、生コンを打設しま
す。
これで、ポーチ部は完成です。上に刺さっている鉄筋は、このあと別会社で施
工する工事で利用する物で、上下の構造物の一体化を目的としている物です。
ここからは、掘削のために撤去していた歩道と車道の復旧作業となります。
まずは、縁石を復旧し、歩道路盤とロードヒーティング及びインターロッキング
ブロックの復旧をします。
続いて、車道を復旧します。車道路盤復旧、車道舗装復旧となります。
これで、全ての復旧が完了しました。
昨年11月より開始した当工事は、本年8月30日をもって無事完成致しまし
たが、現在別会社にて続きの工事を施工しておりますので、エレベーターが使え
るようになるまでには、今しばらくお待ち下さい。
最後に、工事期間中は、騒音や交通規制などご迷惑ご不便をお掛け致しました
が、皆様の御理解御協力により、無事故無災害による竣工を達成できましたこと
深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
琴似駅エレベーター設置土木工事 現場スタッフ一同
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