丸彦渡辺建設株式会社 maruhikowatanabe

地方道路等整備事業 豊平川右岸線(国道36号~道道札幌夕張線)道路改良工事

土木事業

2019.08.20

工事進捗情報 vol.2

 みなさん、こんにちは。丸彦土木のナンバーワン・はにかみボーイDice-K 

がお送りする、第2回目の作業報告です。

 前回は、これまで河岸公園の敷地だった場所を道路に作り変えるため、遊具を

撤去したところまでお送りしました。今回は、その続きとなる、道路作りの様子

を報告していきます。

 今回の拡幅範囲に道路を作るとき、もしこのまま、公園敷地の土に舗装して道

路を作ってしまうと、とても貧弱な道路になってしまいます。そこで、道路が強

く長持ちするよう作り変えるため、今の道路の境目から公園敷地側の土を掘っ

て、強い材料である砕石に置き換えていきます。

 最初に、現況の道路が壊れないよう掘削範囲との境目の舗装版を切断して、掘

削範囲内の舗装版を取り壊します。


既設舗装版切断状況


既設舗装版取壊し状況

 次に、公園敷地内の土を所定の深さまで掘削していきます。掘削が終わった底

面は、「路床面(ろしょうめん)」といい、フワフワな状態にならないようしっかり

と転圧しておきます。


公園敷地内路床掘削状況


公園敷地内路床転圧状況

 そして、掘削して転圧が終わった場所に、砕石を入れていきます。砕石は「置

換層(ちかんそう)」⇒「凍上抑制層(とうじょうよくせいそう)」⇒「下層路盤(かそうろば

ん)」の順に入れていきます。

 それではまず、置換層からです。置換層は、路床の強度が不安な時に入れて道

路を強くする層で、今回は置換層を厚さ60cm分入れます。ただし、この厚さ

を一遍に入れてしまうと、しっかりと転圧できなくなってしまうので3層に分け

て順番に転圧していきます。


置換層1層目 敷均し状況


置換層2層目 敷均し状況


置換層3層目 転圧状況

 次に凍上抑制層です。凍上抑制層は、冬に道路が凍った時、水分の多い路床部

分の土まで凍ってしまい、道路面を持ち上げて通れなくならないようにするた

め、路床を凍らない深さまで下げておくための層です。凍上抑制層は今回20c

mなので、1回で入れていきます。


凍上抑制層 敷均し状況


凍上抑制層 転圧状況

 そして最後に下層路盤です。下層路盤は、道路の舗装面が自動車などから受け

た力を道路全体に分散させて支える役割をしています。下層路盤は今回45cm

なので、3回に分けて転圧していきます。


下層路盤1層目 敷均し状況


下層路盤2層目 敷均し状況


下層路盤3層目 転圧状況

 これで、公園敷地内を車道に作り変えるための下層路盤まで完了しました。


公園内拡幅部 下層路盤完了

 このあと、縁石を付けたり舗装をしたりしますが、この続きは次回以降の報告

とします。

 これで、第2回目の作業報告を終わります。 以上、Dice-Kでした。

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