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琴似駅エレベータ設置土木工事
土木事業
2018.05.25
工事進捗情報 vol.1
今年1月から本格的に着工している、当工事のこれまでの作業状況について、報告します。
まず最初の作業は、穴を掘った時に廻りの土が崩れてこないように設置する山留めのための支柱を地下に打ち込む作業です。
しかしながら地盤はすごく硬いので、いきなり支柱を打ち込むことはできません。そのため、まずはスクリューを使って地盤に穴を掘ってほぐしていきます。
図面と照らし合わせながら、穴を開ける位置を決めてスクリューでほぐしていきます。事前に穴を開けておくこの作業を「プレボーリング」といいます。
地盤が充分にほぐれたら、支柱となるH鋼を所定の位置に建込みます。このH鋼のことを親杭と呼び、今回は長さ14mのものを使用します。
この親杭、沈める時にただ押すだけでは中々入っていきません。なので、細かい振動を与えてH鋼自体を揺らしながら少しずつ埋めていきます。
次に、歩道に覆工板を設置します。歩道部分も掘削範囲となるため、歩行者の通行に支障が無いようにするための仮設施設です。
覆工が完成しました。舗装で仕上げてありますが、少し段差があるかもしれないので、この場所を通行するときは、足元に注意するようお願いします。
そして、いよいよ床掘りを開始します。バックホーで掘った土をダンプに積んで運び出しながら、親杭の隙間に木の板を差し込んで地山が崩れないようにしていきます。
どんどん掘っていくと、バックホーが届かなくなるので、中に小さなバックホーを入れて、掘った土をバケツに入れてクレーンで上げていきます。
そして、深さが深くなってきたら、廻りの山留めが崩れないよう、中に土留めを設置していきます。最深部では地盤から10.6mの地点まで掘っていきます。
中から見上げるとこんな感じです。
床掘りが完了したら、掘削床に基礎砕石と均しコンクリートを施工します。
これで、本来の目的である地下鉄出入口の構造物を作り始める準備が整いました。
この続きは次回の更新で報告します。
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