工事進捗報告　【最終回】

　みなさん、こんにちは。当工事の進捗報告、いよいよ最終回をお送りします。

今回は「マンホール築造作業」を報告します。

　マンホールは、前回の記事で報告した地下埋設管の合流や分岐、供用後のメン

テナンス等をするために必要な箇所に配置されます。この工事では、推進工事で

スタート地点とゴール地点となった立坑内に新しいマンホールを築造していきま

す。

　まず、土台となる底版からです。鉄筋と型枠を組んで、コンクリートを打設し

ます。

底版　鉄筋・型枠組立

あ

生コン打設状況

あ

生コン打設状況

　次に、壁面も同様に鉄筋組立、型枠組立、コンクリート打設と作業していきま

す。

壁　鉄筋・型枠

あ

生コン打設状況

　壁面が立ち上がったところで、マンホールに抱き込んでいる既設下水管の上半

分を切断し、今回の新設管が合流できるようにします。

既設管切断状況

あ

既設管　上部撤去完了

　そして、天井部分となる頂版も鉄筋組立、型枠組立、コンクリート打設と進め

ていきます。

頂版　鉄筋・型枠

あ

生コン打設状況

あ

天端仕上げ状況

あ

生コン打設完了

　これで、マンホール本体が完成しました。内部はこんな感じになっています。

マンホール内部

　この後は、頂版より上を埋戻しながら、昇降路になる組立マンホールと出入口

になる鉄蓋を設置し、掘削した部分の舗装を復旧していきます。

組立マンホール設置状況

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鉄蓋設置完了

あ

舗装復旧完了

　最後に、マンホール内部の下水がスムーズに流れるよう、インバートコンクリ

ートにて水路を作って完成となります。

インバートコンクリート打設状況

あ

マンホール内部完成

　これで、マンホールの築造作業が完了しました。今回の工事では、全体でマン

ホール３箇所と、その間を結ぶルートの地下埋設下水道管約２５８ｍを布設しま

した。地下構造物完成後は、舗装を復旧して完成となります。

完成（起点側）

あ

完成（終点側）

　今回、私達が施工した下水道管は、台風や大雨等により従来の下水道管では下

水を処理しきれないときに効果を発揮するものです。この新設下水道管により、

浸水災害の発生が抑制され、被害が軽減されることを願って、当工事の進捗報告

を終わりたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作業所スタッフ一同