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琴似駅エレベータ設置土木工事

土木事業

2018.07.17

工事進捗情報 vol.3

みなさん、こんにちは。今回の進捗報告は、現在作っているエレベーター通路と

供用中の駅構内とを結ぶ場所の壁に、大きな穴を開ける作業をお送りします。こ

の穴は、工事が完了すると新しいエレベーターと駅とを繋ぐ通路となります。

まず、駅構内側に仮の間仕切りを設置して、駅利用者が作業区域に入らないよう

立入りを制限します。

そして、いよいよ穴を開けます。開ける前の壁はこんな感じです。

この壁に穴を開ける方法は、『ワイヤーソーイング工法』と云う工法で、ダイヤ

モンドの刃が付いたワイヤーを切りたい場所に巻き付けて、グルグル回転させる

ことで対象物を切っていきます。

あの某筒状羊羹、五〇手屋羊羹を

糸で切るイメージですね。

作業はまず、ワイヤーを通すための小さな穴を何箇所か開けていきます。

開け終わりました。

開けた穴にワイヤーを通して、ソーイングマシンをセットし、コンクリートを切

っていきます。これを繰り返していき、所定の大きさまで拡げていきます。

全部、切り終わりました。

これで、穴は開け終ったので、次に新しい躯体と既設の駅躯体の繋ぎ目の作業に

入ります。

まず、既設躯体の泥や汚れを落とし、表面を凸凹にして付着面積を増加させるた

めバキュームブラストで表面を薄ーく削っていきます。細かい粉の研削材を高速

で躯体にぶつけることで、表面を削っていきます。

次に、新旧の躯体を一体化させるためのアンカーを施工します。施工前に現在の

鉄筋を傷つけないようにするため、鉄筋の位置を電磁波で探査して位置を特定し

ます。

探査で判明した鉄筋の位置を躱してアンカー孔を削孔していきます。

孔内にケミカルアンカー用の樹脂を注入します。

アンカー鉄筋を挿入して、所定の深さまで打込みます。

アンカー鉄筋を打ち込むと、こんな感じになります。(一部は、工程上あとで施

工となる部分があります)

これで、新旧躯体の接続部の施工が終わり、躯体同士を繋げる準備が整いまし

た。

次回は、いよいよ躯体築造工事・後篇 をお送りします。

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